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#1183
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ゆうき
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【ドル円イメトレ=雇用統計次第、ドルの独り勝ち状態への不安も】

 ドル円は108円後半で推移。昨日は、雇用統計前のポジション調整から108.00円近辺まで下押ししたものの、21日線のサポートを受けて同水準からは短期勢の買い戻しが強まり109.00円までもち直すなど、米国の量的緩和脱却に向けた期待感は根強いようだ。金融政策の中立水準へのシフトが進む中で、ドルの底堅さは維持されるだろう。

 しかし、エボラ出血熱の感染拡大への懸念、香港の民主派デモ、中東・ウクライナの地政学リスク、世界的な需要低迷など、米国の独り勝ちが今後も継続するのかどうかなど、先行きへの不透明感は残っている。今晩の米雇用統計を受けて、短期的なモメンタムが形成されても長続きするかどうかは不鮮明だ。

 とはいえ、短期的には指標次第とあって、結果には注目したい。その米雇用統計の各種市場予想は、非業部門雇用者数が+21.5万人、失業率が6.1%、平均時給・前月比が+0.2%と底堅い結果が示される見込み。ただ、インフレ加速への懸念が高まるほど労働需給の引き締まりが進んでいるとも考えづらく、結果への反応がしづらいこともあるか。また、FRBが今月6日から新たな労働関連指標となる「労働市場情勢指数(LMCI)」を発表する。これは19の指標をもとに、労働市場全体の改善度合いを示す指標であり、雇用統計を通過しても、来週への思惑から方向性が定まらない展開も想定される。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは心理的節目の110.00円や、1日高値の110.09円。その上は、2008年8月25日高値の110.29円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは21日線が推移する108.04円付近。次の下値めどは前月12日高値の107.40円。

(小野)